家族で楽しく手巻き寿司を作る時間は、食事だけでなくコミュニケーションの時間にもなります。
しかし、小さな子どもがいると、どんな具材を選べばいいか悩んでしまうことも多いですよね。
今回は、小さい子どもでも安心して食べられる手巻き寿司の具材や、そのアレンジ方法をご紹介します。
子ども向け手巻き寿司のポイント
まずは、手巻き寿司を作る際に注意したいポイントを押さえましょう。
生ものは避ける
子どもの免疫力はまだ発達途中です。
生魚は避け、加熱した魚や卵・野菜を使用するようにしましょう。
喉に詰まらないように工夫する
子どもはまだ噛む力が弱いため、海苔や食材は細かく切ったり、柔らかく調理したりして、喉に詰まりにくい工夫をしましょう。
かむ力&飲み込む力が付いたら、手巻き寿司は歯を育てるためのいいご飯になります。
お子さんの安全を第一に、大きさや巻き方を調節しましょう。
味付けは薄めにする
子どもの内臓はまだ成長の途中です。
塩分や調味料は控えめにし、素材本来の味を楽しめるように工夫しましょう。
おすすめの具材
子どもが安心して食べられる具材をご紹介します。
魚介類
しらす
カルシウムが豊富で成長期にぴったりです。
塩分が多いので、一度湯通しして塩抜きしてからの使用も検討しましょう。
ご飯と混ぜてから巻くのもおすすめです。
ツナマヨ(ノンオイルツナ+マヨネーズ少量)
ツナは高タンパクで栄養が豊富です。
ノンオイルタイプならヘルシーに仕上がります。
マヨネーズは控えめにすると安心です
焼き鮭ほぐし
鮭はDHAやEPAが豊富で、成長に良い食材です。
塩分が強い場合は、軽くお湯で流して調整するとよいでしょう。
小さくほぐすことで食べやすくなります。
カニカマ
柔らかく、ほんのり甘みがあるので子どもにも人気です。
アレルギーがないか確認してから与えると安心です。
細かく裂くと喉に詰まりにくくなります。
細かく裂くのを子どもと楽しむのもいいですね♪
魚ソーセージ
魚ソーセージも手巻き寿司に使える具材としておすすめです。
特に小さなお子さんには食べやすい食材で、栄養も豊富です。
魚ソーセージは、一般的に魚のすり身を使って作られており、タンパク質やカルシウムが豊富なので、成長期の子どもにはぴったりの食材です。
肉類
鶏そぼろ(甘さ控えめ)
鶏ひき肉を甘さ控えめに味付けすると子どもにも食べやすいです。
汁気をしっかり飛ばすと巻きやすくなります。
ひき肉の使用は喉に詰まりにくいので、おすすめです。
ささみ(茹でてほぐす)
低脂肪で消化が良く、子どもに適したタンパク源です。
しっとりさせるためにごま油を少量混ぜると良いでしょう。
細かくほぐせば食べやすくなります。
ソーセージ・ハム(無塩せき)
塩分や添加物が少ない無塩せきのものを選ぶと安心です。
お湯で軽く洗うとさらに塩分を抑えられます。
薄く細かく切ると食べやすくなります。
野菜(加熱済み)
キュウリ
キュウリはシャキシャキとした食感が特徴、大人も一緒に美味しく食べられます。
硬いため、子どもの成長見て、細かく切ってあげるなど工夫してくださいね。
にんじん
βカロテンが豊富で栄養満点です。
生では硬いので、軽く茹でて柔らかくすると食べやすくなります。
細かく刻むか、スティック状にすると食べやすいです。
キンパにするなら、ごま油で炒めるのもおすすめ♪
かぼちゃ
自然な甘みがあり、食物繊維も豊富です。
マッシュ状にすることで喉に詰まりにくくなります。
ほんの少しバターを加えると風味が増します。
ほうれん草
ほうれん草は、鉄分やビタミンが豊富で栄養価が高い食材です。
アクを抜くためにしっかり茹でてから使用しましょう。
細かく刻んでご飯と混ぜると食べやすいです。
その他
卵焼き
大人も一緒に美味しく食べられる卵焼きは、外せない具材です。
ふんわりと焼いた卵焼きは、子どもにとって食べやすいです。
砂糖を少なめにして、だしを加えると優しい味わいになります。
納豆・ひきわり納豆
栄養が豊富で、消化にいい納豆もおすすめです。
醤油(タレ)は控えめにできると、さらに健康的です。
手巻き寿司の作り方
材料(4人分)
- ご飯:2合
- 酢(酢飯の場合):大さじ2〜3
- 砂糖(酢飯の場合):大さじ1
- 塩(酢飯の場合):小さじ1/2
- 具材:上記参照
- 醤油
- わさび
手巻きずしの作り方
ご飯(酢飯)を準備する
ご飯を炊きます。酢飯にする場合は、熱いうちに酢、砂糖、塩を加えて混ぜた後、冷ましておきます。
普通の白ご飯でも大丈夫です。
具材を準備して並べる
食卓に、用意したご飯、具材、海苔を並べます。
お皿は平なお皿としょうゆ皿、具材を取るお箸やスプーンも準備。
子どもや家族が自分で選んで巻けるように準備します。
手巻き寿司を作る
- 海苔を手に持ち、手のひらに少しご飯を乗せます。
- ご飯を海苔の半分に広げ、上にお好みの具材をのせます。
- 具材をのせたら、海苔の端から巻き始めて、軽く手で押さえながらしっかり巻いていきます。
手巻き寿司のバリエーション
おにぎらず(1歳~2歳の小さいお子さん向け)
- 具材を細かく切り、ご飯と混ぜます
- 海苔を半分に切り、1を載せます
- 残りの海苔で挟みます
- キッチンばさみで小さく切る。
手も汚れず、簡単に手づかみおにぎり♪
キレイに上手に食べてくれます!
キンパ(韓国風手巻き寿司)の作り方
手巻き寿司に加えて、韓国の人気料理「キンパ」も家族で楽しむことができます。
キンパは、韓国風の海苔巻きで、手巻き寿司とは少し異なる具材を使うのが特徴です。
いつもの具材に飽きたら、チャレンジしてみてください。
キンパの基本的な具材
- ご飯(白ご飯または酢飯)
酢飯を使用することが一般的ですが、子ども向けには普通の白ご飯にしても問題ありません。 - 焼き肉(牛肉や豚肉を甘辛く炒めたもの)
鶏肉やささみの代わりに使うと、お肉の風味が広がり、食べやすいです。 - 卵焼き
ふんわりとした卵焼きが、キンパの中で重要なアクセントになります。 - ほうれん草
茹でてしっかり水気を切ったほうれん草を使います。鉄分が豊富で栄養満点。 - 人参(茹でて細かく切る)
細く切って、甘さが引き立つ人参を加えます。 - キュウリ
キュウリもキンパに欠かせない食材で、細かく切ることで食べやすくなります。
作り方の手順
- ご飯にごま油と塩を少し加えて混ぜます(お好みで酢飯にしても可)。
- 海苔を平らに置き、上にご飯を薄く広げます。
- 具材(焼き肉、卵焼き、ほうれん草、人参、キュウリ)を中央に並べます。
- 具材を包み込むように海苔を巻いて、食べやすい大きさに切って提供します。
キンパも手巻き寿司と同じように、子どもと一緒に作ることで、楽しい時間を過ごすことができます。具材を自由にアレンジできるので、子どもの好みに合わせたオリジナルのキンパを作ってみましょう。
こどもがいる家族におすすめの手巻き寿司♪
手巻き寿司もキンパも、家族みんなで楽しめる料理です。
子ども向けに具材を工夫することで、小さな子どもでも自分で具材を選んで巻くことができるので、食事の時間がもっと楽しくなります。
また、手巻き寿司はとても歯にいいご飯です!
大きめの海苔を前歯でパリパリと嚙みちぎり、しっかり咀嚼しながら食べるので、顎の運動にはもってこいのメニューです。
すし酢の香りや目にも色鮮やかなすしネタ、手づかみの海苔の感触など、五感を刺激する食材も盛りだくさん。
3歳くらいになると、自分で工夫しながらご飯と具材を海苔で巻くことができます。
最初は不器用で時間がかかっても見守ってあげてください。
お子さんの脳がどんどん発達している瞬間です♪
歯にいいことは、以下の書籍で紹介されています。よかったら、読んでみてくださいね❤